2020年8月7日
当社へのCOVID-19感染者の入室及び当社従業員との接触について
株式会社ispace(所在地:東京都港区、代表取締役:袴田武史)は、7月27日(月)に当社本社オフィス(東京都港区)にて当社従業員3名とミーティングを実施した外部関係者1名(以下、「当該者」)について、7月30日(木)に新型コロナウイルス感染症検査(PCR検査)の結果、陽性であったこと、また当該者は7月27日(月)の時点で既にCOVID-19に感染していた可能性が極めて高いことを確認いたしました。
当社は上記の事実を確認後、直ちに、本社オフィス全体を閉鎖すると同時に、当該者と対面で会議を行った3名の従業員については濃厚接触の疑いがあったため、自宅待機を指示すると共に、新型コロナウイルス感染症検査(PCR検査)を受診させ、8月1日(土)に3名全員の検査結果が陰性であることを確認しました(なお8月7日現在において、当該者の管轄保健所から当該3名の従業員が濃厚接触者である旨の連絡は受けておらず、当該3名の従業員以外への感染拡大も当社が知る限り確認されておりません)。
また7月30日(木)には、当社は、当社がランダー(月着陸船)の組み立て作業を行っている、千葉県の株式会社JALエンジニアリングのエンジン工場において、プレス発表会を行うことを計画しておりましたが、当日になり上記事実が判明したことから、プレス発表会を中止いたしました。感染拡大防止の観点から、安全サイドをとっての判断ではございましたが、ご来訪頂いておりましたHAKUTO-Rパートナー各社の皆様、メディア関係者の皆様には突然の変更でご迷惑をおかけすることになりましたことを、深くお詫び申し上げます。
なお、当社本社オフィスにつきましては、COVID-19に感染していた可能性が極めて高い当該者が入室していた事実を受け、8月2日(日)に専門業者によるオフィス内の消毒を実施しました。当該3名の従業員が陰性であることが確認されたこと、またオフィス内の消毒が完了したことを受け、当社は8月3日(月)より本社オフィスの営業は再開いたしております。
ispaceは今後も従業員と全ステークホルダーの皆様の健康と安全を最優先に考え、新型コロナウイルスに対して責任ある対応を実行しつつ、月面ミッションの遂行を進めて参ります。
<補足: ispaceが推進する新型コロナウイルス感染防止対策(2020年8月現在)>
・出社率を経済産業省推奨である約30%に抑えた在宅勤務制度の推進
・従業員の座席配置の変更等、社内ソーシャルディスタンスの徹底
・ラッシュアワーを回避した出退社の推奨
・従業員の日々の健康報告の義務付けと徹底
・会議・出張等の原則オンライン化及び出張の抑制
・来訪者の検温・手指のアルコール消毒・マスク着用の義務化
・感染拡大を最小化するための対面記録の全社管理と万が一の際の早期連絡体制の準備
■ ispace,inc. http://ispace-inc.com
「Expand our planet. Expand our future. ~人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界へ~」をビジョンに掲げ、月面資源開発に取り組んでいる宇宙スタートアップ企業。2018年2月までにシリーズA国内過去最高額となる103.5億円の資金調達を実施。日本初民間開発の月着陸船による「月面着陸」と「月面探査」の2つのミッションを行うプログラム「HAKUTO-R」を発表。日本、ルクセンブルク、アメリカの3拠点で活動。