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東京証券取引所グロース市場への上場のお知らせ

2023年4月12日

株式会社ispace(東京都中央区、代表取締役:袴田武史、以下「ispace」又は「当社」)は、本日、2023年4月12日に東京証券取引所グロース市場へ上場いたしました。ここにご報告させていただくとともに、これまでの皆様のご支援、ご高配に心より感謝申し上げます。

新規上場に関する詳細につきましては、日本取引所グループのウェブサイト「新規上場会社情報」をご参照ください。また本日より当社ウェブサイトにてIRサイトを公開しましたので、併せて各種IR情報をご参照ください。

日本取引所グループ「新規上場会社情報」ウェブサイト:

https://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/index.html

株式会社ispace IR情報ウェブサイト:

https://ir.ispace-inc.com/jpn

株式会社ispace 代表取締役CEO & Founder 袴田 武史のコメント

私たちispaceのビジョンは、人類の生活圏を宇宙に広げるべく、月面開発の事業化を通じて地球と月の間の空間(シスルナ)に経済圏を構築することです。今後、私たちの豊かな地球上の生活を維持するために、宇宙の活用が一層不可欠になると考えられるため、この経済圏の成長ポテンシャルは大きなものになると考えております。

一方で、このビジョンの実現には相応に長い時間がかかると予想されます。そして私たちのビジネスは、様々な不確実性を伴い、今後何らかの失敗を伴う可能性も否定できません。

しかし、私たちはそれらの不確実性や失敗を恐れません。先駆者として新たな産業の大きなポテンシャルを信じ、切り拓く時、それらのリスクは避けて通れない過程なのです。「失敗」そのものが悪なのではなく、大切なことは、いかにその「失敗」から学び、価値を見出し、確実に次の進化へと繋げられるかです。技術の革新や新産業は、その先にしか生まれないことを私たちは知っています。

私たちispaceの強みは、成功のみならず失敗でさえ、確実に次の進化へと繋げることが可能な、持続可能性がある事業基盤を戦略的に構築できることだと考えています。実際にミッション1のSuccess1から7を達成する過程で得られたデータや経験は、既に開発中のミッション2、ミッション3へと反映されています。私たちの持続的な進化のための挑戦は、既に始まっているのです。

株主・投資家の皆様には、今後ともispaceと共にシスルナ経済圏を創り上げるパートナーとして、持続的なご支援を賜れれば大変幸いです。

■ 株式会社ispace (https://ispace-inc.com/)について

「Expand our planet. Expand our future. ~人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界へ~」をビジョンに掲げ、月面資源開発に取り組んでいる宇宙スタートアップ企業。日本、ルクセンブルク、アメリカの3拠点で活動し、200名以上のスタッフが在籍。2010年に設立し、Google Lunar XPRIZEレースの最終選考に残った5チームのうちの1チームである「HAKUTO」を運営していました。2022年7月時点で総計約268億円超の資金を調達。月への高頻度かつ低コストの輸送サービスを提供することを目的とした小型のランダー(月着陸船)と、月探査用のローバー(月面探査車)を開発。民間企業が月でビジネスを行うためのゲートウェイとなることを目指し、月市場への参入をサポートするための月データビジネスコンセプトの立ち上げも行っています。

SpaceXのFalcon 9を使用し、2022年にミッション1の打ち上げを行い、また、2024年[i]にミッション2の打ち上げを行う予定です。ミッション1のランダーは、2022年12月11日に打ち上げられました。ミッション1の目的は、ランダーの設計及び技術の検証と、月面輸送サービスと月面データサービスの提供という事業モデルの検証及び強化です。ミッション1で得られたデータやノウハウは、後続するミッション2へフィードバックされます。更にミッション3では、より精度を高めた月面輸送サービスの提供によってNASAが行う「アルテミス計画」にも貢献する計画です。

ispace technologies U.S., inc. は、2025年[ii]に月の裏側に着陸予定のNASAのCLPS(Commercial Lunar Payload Services)プログラムに選出されたチャールズ・スターク・ドレイパー研究所のチームの一員です。ispaceとispace EUROPE S.A. (ispace Europe) は2020年12月に、NASAから月面で採取した月のレゴリスの販売に関する商取引プログラムの契約を獲得しました。ispace EuropeはESAのPROSPECT(月面での水の抽出を目的としたプログラム)の科学チームの一員に選ばれています。

[i]   [2023年4月時点の想定]

[ii]   [2023年4月時点の想定]

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